灘中入試結果を見て

今年も灘中の合格者数は予想通り増加していた。

定員180名に対して262名の合格者。昨年が252名、一昨年が242名、この勢いでいくと数年のうちに300名を超えるかもしれない。内訳を見ると、近畿から145名、その他から117名となっており、逆転現象が起こるのも時間の問題だろう。

近畿からの受験者 は浜学園希学園日能研関西などが主であり、関東はサピックス早稲田アカデミー四谷大塚日能研などが主だと考えられる。その他の地域からの合格者は色々な塾があるが、九州の英進館をはじめ四谷大塚系が多いのではないだろうか。ちなみに早稲田アカデミー四谷大塚系になる。

近畿の灘中志望者は三教科メインの子が多く、浜学園希学園は拘束時間も長く、算数や理科の特訓具合は凄まじい印象がある。一方、それ以外の地域の子は四教科を勉強しており、算数や理科をそこまでゴリゴリ特訓している様子はない。もちろん例外はあるだろうが。そのように考えると、灘中を強く意識している割には、近畿流の受験勉強はちょっと効率が悪いような気がしてしまう。もちろん近畿以外でも浜学園はあるし、近畿にもサピックスがあるので、内訳はわからない。ただ、少なくとも四教科を勉強し、特別な灘中対策を講じていない子も多数合格していることは確かだろう。

この一年は効率を重視して学習したいと思う。まあそれが難しいのだが。